【あらすじ】
高齢者に弁当を配達するボランティアを始めた大学生の総司は、カエと知り合う。カエは、かつて愛した男との思い出を語り始めるが、そこには総司の人生をも変える秘密が隠されていたーー。留年の危機にある大学生と老人の交流を描き、読者を謎に巻き込む重層的なミステリ。
【感想】
大当たりの小説でした!!先が気になってどんどん読みたいけど読み見終わりたくない、という想いにさせてくれましたね~!
ミステリーというジャンルですが、心温まるヒューマンドラマといった感じです。ヒューマンドラマですが最後にこれでもかと仕掛けが詰め込まれていました!
カエというおばあちゃんと総司という大学生の物語なのですが、このおばあちゃんが笑わせてくれるので総司もそうですが、自分もおばあちゃんに対して心を開いていきそうな感覚になりました。
おばあちゃんの若いころと現在との物語が交互に描かれているのですが、おばあちゃんの若いころの物語が旧字体でこの小説の始まりがおばちゃんの若いころの物語、つまり旧字体から始まるので最初はびっくりしてしまいましたが、安心してください。主な構成は現代文です。なので初心者でも問題なし!
カエおばあちゃんの初恋の相手、五十治さんとの思い出を総司に語るのですが物語の最後に、言っちゃっていいかな?おばあちゃん亡くなるのですが、亡くなった後に五十治さんとの関係が妄想であったととある人に聞かされました。本当にそれは妄想?五十治さんはカエさんをどう思っていたの?
それは物語を自分の目でみて確かめてください☆
物語の中で心に残った言葉があるので紹介します。
‟若いころに老人を馬鹿にしていたものは例外なく惨めな老後を迎えることになる。”
なんで??という話ですが理由は自分が老人になり自分より年下の若者と接する時に心の中で常に‟老人の自分は馬鹿にされているのでは?”という想いに苛まれる。過去の自分に復讐されるのだ。。
という言葉です。なぜか刺さりましたね。自分が老人に着実に近づいているからでしょうか?とにかくみんなに読んでもらいたい小説です。読み終わった後、必ず心が満足しますよ!
最後に、もしも映画化されたとしても、とてもいい映画になりそうな作品でした。映画化された小説のカバーが映画のシーンのカバーであったり俳優のカバーになったりすると買う気が失せるのは自分だけでしょうか??
【独断と偏見】
★★★★☆
星4つです。 映画化してほしい。
【評価基準】
★★★★★ 全人類が読むべき
★★★★☆ 読まないと損する
★★★☆☆ 知り合いに勧めちゃう
★★☆☆☆ 読むのしんどいて
★☆☆☆☆ 時間返して


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